2006年11月30日木曜日

浅漬け小鉢

友人のガラスの作家の金野さんに作ってもらったガラスの器です。
ミルトガラス工房という工房です。
田舎の工房暮らしの頃に作って頂いたものですから7〜8年使っています。
色は入れずに気泡のみで作って下さいとお願いして作ってもらいました。
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そのまま食卓に出してもきれいなように考えて作っていらっしゃいます。



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白菜の柔らかい部分を漬けた浅漬けを、やげん堀の七味をはらっとかけた醤油にちょちょいとつけてご飯を頂くのが大好きです。



2006年11月28日火曜日

ダレス、出来上がり

結局今日一日掛けて手を作っていました・・・・
芯を納得するまで削り、そして革を巻き手縫いしていました。
で、手カンのピンの部分に最後の仕込みをして仕上げました。
これで、何年か先にそこが摩耗しても、ちょっとした仕込み直しでまた問題無く使い続けてもらえる筈です。
どうしても、摩耗する箇所というのはあるものです。
そこをどう考えて手を掛けておくかで、持ちは大きく変わるのだろうなぁと思って目に見えないところにちょっとした事を仕込んでいます。
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2006年11月27日月曜日

あとは持ち手・・・

昨日の続きです。
あとは、持ち手を作り取り付けて出来上がりです。
普段は持ち手から作り出す事が殆どなのですが、今回はなぜだか一番最後になりました。別段理由は無いのですがなぜだかそうなりました。
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明日には完成するでしょう。



今日はお昼少し前頃、東京のとある材料店で手縫鞄教室をされていらっしゃるFさんが立ち寄って下さいました。面識は無かったのですが、材料店の店主のS氏からもお話は伺ったことがありましたので、お会い出来て嬉しかったです。飛行機の時間のこともあり、あまりゆっくりとお話する時間が無かったのが残念ですが、またいつかゆっくりとお会い出来る時があればと思います。



夜は残業をせず定時にお店を出ました。
帰り道、大通り公園で行われているミュンヘンクリスマス市に立ち寄りグリューワインを飲んで帰りました。去年から、使い捨てのカップでは無くリターナブルカップが採用されています。こういったイベントでも使い捨てでは無くこういった取り組みが行われ定着していくのは素敵な事だと思います。
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2006年11月26日日曜日

ダレスバッグ

受注品ですが定番品の一室のダレスバッグを作っています。
本当は、お店用の在庫も合わせて2〜3本作りたかったのですが、バタバタのスケジュールになっているのでご注文分のみの一本作りです。
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イタリアのバケッタ製法の革です。
使い込むととても良く馴染んでくる革です。





どうやら年末まで、在庫品を作る時間は取れそうも無い気がしています。
定番品で当工房の顔の一つのミュージックケースも在庫後切れのままですが、2月くらいまでは無理かもしれません・・・・



店頭の現品・在庫も製作する時間が取れるようにスケジュールを組んではいるのですが、気が付くとなぜかスケジュールがいっぱいいっぱいになっています・・・
どうしてもと頼み込まれると断れなかったり、納得がいかずに作り直すことがあったり、細かな修正を加えたりと、なかなか読み切れない時間が必要な事が多いものです。



言い訳でしかないのですが、お問い合わせ・打ち合わせのお返事に間があいてしまったりもしています。
お待ち下さい。気には掛けていますし、頭の中ではプランをグルグルと練り回してはいるのですが時間がなかなか取れないのです・・・・
宜しくお願い致します。



2006年11月24日金曜日

冬支度

昨日は定休日でしたがお店で仕事をしていました。
そろそろと思い気になっていたので午前中に時間をみてタイヤをスタッドレスに交換しておきました。
予感と天気予報は的中し、午後から少しずつ天候が崩れだし夕方には雪の札幌でしたので、ギリギリのタイミングでのタイヤ交換でした。



今日は、世間のお休みと合わせ私たちも休日らしく過ごそうと思いましたが、結局は様々な用足しやらなんやらで過ぎたような・・・・
ま、休日は結局そう言うものかもしれません。
昨日に引き続き、車を冬仕様にしておくためワイパーをスノーブレードに交換。



それからBarbourのジャケットのオイル塗りをしました。



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黒のBEDALEです。
2シーズン着込んでいい具合に馴染んできました。けれどさすがに雪にまみれ酷使していますからオイルも抜けてきています。
最初の頃は雪は払うと取れましたが、3シーズン目の最近は雨もあまり弾かなくなってきていますし雪を払っても目に詰まる感じで残りがちになってきています。
以前からオイルを足さなきゃと思っていたので実行しました。



缶に入った専用オイルを湯煎にかけ溶かします。それを刷毛でなるべくむらなく全体に塗っていきます。けれど、これがなかなかきれいに薄く塗るのが難しい。すぐに固まり縫い目なんかにたごまってしまったりします。ま、けれどもあまり細かい事は気にせずに全体に塗り込みました。それからドライヤーで熱風をあて、なるべくムラの無いようにし、ウエスでさらに全体に伸ばしながら塗り込んでみました。
最初はハンガーに掛けて行っていたのですが、途中から新聞紙を敷いた床に広げての作業にしました。その方が効率が良いようです。200ml入の缶の約1/3を使いました。
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オイルでヌメ〜〜〜っとした感じになったのが分かるでしょうか。ヒーターの近くに一晩ぶら下げて馴染ませておこうかと思っています。ま、初めてやったわりにはそれなりに塗れたような気がします。



2006年11月22日水曜日

ライアートート

友人の花房葉子さんが、ライアーのコンサートとワークショップのため札幌に来たので立ち寄ってくれました。
ついでに先日納品したライアートートの微調整をしました。
外に譜面台用のホルダーを付けているのですが、譜面台をホールドさせると重さで口が開き少し傾いでしまいます。
マチを閉じるドットボタンを付け、持ち手を束ねるベルトを付属させました。
場合によっては、口をヒモで閉じられるように口元にハトメを追加しました。



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ついでに、その時持っていた双眼鏡ケース(とは言え本物では無く、双眼鏡ケースをベースにしたポシェットです)のメンテナンスを軽くさせてもらいました。
お店を出す前の個展の時に頼まれて作った物ですから、かれこれ7・8年経つものです。
革はSBの黒。ご愛用頂いているのが伝わります。
コバを軽く磨き直させてもらい、ショルダーを縫い留めてある縫い目が一カ所ほつれが出ていたので縫い直しておきました。
何日か預かれる時間があれば、ショルダーストラップも全て磨き直すのですが今日はごくごく簡単に出来るメンテナンスにとどめておきました。
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2006年11月21日火曜日

第26回さっぽろホワイトイルミネーション

ここのところ(二週間弱・・・)、オーダー品の手縫いのブリーフケースを作っています。
オーダー品を作っている時は、ご了解を頂いてからウエッブに掲載していることもあり、作業風景なんかの画像を載せるのを控えさせて頂いています。



なので、ここのところ、鞄や製作風景以外の画像が続いています。



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大通り公園では第26回さっぽろホワイトイルミネーションが開かれています。
仕事帰り、身体は冷えますけれどイルミネーションを見ながら歩いて帰るのは幸せな気持ちになります。



2006年11月19日日曜日

北海道日本ハムファイターズ優勝パレード

今日、JR札幌駅南口からすすきの交差点のあいだで日ハムの優勝パレードが開催されました。
11:30前後、ちょっとお店を抜け出してパレードの様子を見てきました。
スゴい人出でした。



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紙吹雪が舞っているところです。一番舞っていた時はこんなもんぢゃ無かったのですが、撮れたタイミングではこれがいっぱいいっぱいでした。



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かろうじてどうにか新庄選手が写っているショットです。
バスの最後尾で一人ユニフォームでは無くムートン(?)のコートで居るのが彼です。
少しおどけたポーズをとっています。



2006年11月17日金曜日

定休日なれど・・・

仕事も押していますし、昨日も今日も仕事をしていました。
夕方まででどうにかライアーケース用のトートバッグを完成させて発送しておきました。



帰り道、家の近所のサッポロファクトリーに立ち寄ってきました。



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夕方降ったみぞれで濡れそぼったレンガの建物がライトアップされていてとてもきれいでした。
施設の中のホールには、恒例の巨大クリスマスツリーが飾られています。







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2006年11月16日木曜日

見えるかなぁ・・・・

普段はあまりやらない事なのですが、ステッチで刺繍(?)をしました。
友人からの依頼のライアーのケースを入れるトートバッグのポケットです。
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ライアーを模した形のポケットで、さらにステッチでライアーっぽく描いています。
ライアーに見えるかなぁ。




そう言えば以前、アタッシェをオーダーで作った際にこんなことをした事がありました・・・



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自転車好きなオーナーの方からのご依頼で、内部のクッションを縫い留めたキルティングのステッチで自転車を縫いました。
何度か下絵を書き直し、スポークの角度を変えて躍動感(が出たかどうかは不明ですが)を出してみた物です。



2006年11月14日火曜日

ロケハン中

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ここ数年、毎年鞄を写したポストカードを作っています。
まぁ、年賀状にも流用しつつ、徐々に種類を増やしているわけです。
今年もそろそろ作らねばと思い、通勤途中にロケハンのようなことをしたりしています。
初雪が降った札幌ですが、積もる前にどうにかしないといけなくなっています。
今年は、何を写すかもまだ決まっていないのでちょっと焦っています・・・



2006年11月13日月曜日

パン!

友人の麦々堂からパンが届きました。
頑張れパンです。
実は以前も書きましたが麦々堂の花房葉子さんから、ライアーケースを入れるバッグの依頼を受けています。一旦納品したのですが、実際にケースを納めたりしてみてサイズや仕様の修正と新たな要望が加わり、修正と言うかなんと言うか現在里帰り中なのです。
本来、友人知人からの仕事は納期は有って無いような数年待たせるのが当たり前(?)なのですが、今回は使う予定が決まっているのでけっこう頑張って納める予定でいます。
パンももらっちゃったし(今夜食べちゃったし ^^;
)、頑張らなきゃぁですね。



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2006年11月11日土曜日

2006エゾシカフォーラム

今日は午後から2006エゾシカフォーラムに参加してきました。
フォーラム会場手前のパネル展に、先日お仕立てしまたものも並んでいました・・・
右隣の革を使って作った物です。
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フォーラムは、資源の活用としてのメインの切り口は食材からでしたので、今回は革自体のお話は少なかったと思います。
やはり革は、食肉の副産物なのです。
そうは言え、革や角・骨からの切り口・活用方法でパネル展に参加されている方もいらっしゃいましたし、なかなか面白かったです。
偶然、当工房のかなり昔からのお客様もフォーラムを聞きにいらっしゃっており、休憩時間に立ち話をしました。ナゾのお方です・・^^;



2006年11月10日金曜日

紅茶

私はお茶もコーヒーも大好きです。
一番好きなのはコーヒーです。東京で最後に暮らした(南千住)家の近所のバッハコーヒーのエチオピアが一番好きな豆でした。北海道に越してきてからも、取り寄せて冷凍保存して飲む分だけ解凍して使ったりしていました。こちらの焙煎屋さんでなかなか好みにあった豆に出会えなかったためでもあります。けれどここ数ヶ月ちょいと理由有ってコーヒは普段は飲まなくなりました。
コンスタントに飲まなくなると、鮮度の良い状態の豆で煎れられなくなりますからますます飲まなくなり、外で飲む時だけにしかコーヒーは飲まなくなっています。



そのかわり日中よく飲むのがお茶です。日本茶・紅茶・中国茶・ハーブティーなどなど。中でもここのところ一番のお気に入りがトワイニングの「LADY GREY」です。アールグレイにオレンジピール・レモンピールなどを加えた紅茶です。最初お土産に頂いたのですが、飲んでみてビックリ。とても気に入っています。最近はお徳用のパック入を見つけて使っていますが、缶はお土産で頂いた物を保管用にしています。
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奥に写っているのは、床革で作ったブリーフケースの試作品。
今、手縫いで作っている物です。わりとベーシックな物なのですが、ちょっとバランスを見てみたく試作してからの本番としてみました・・・・
結果、型紙の修正をしましたので試作して正解でした。



2006年11月8日水曜日

大振りなトートバッグ

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先日、作りかけの底を載せたトートバッグです。
左が今の仕様。右は5年ほど前にリリースした物で、1本自家用にして丸二年ほど使いこんだものです。
細部のバランスやまとめ方と底の構造を変えています。



定番のような定番で無いような・・・・



デザインや仕様は定番ですが、付属部分の革が定番では無いのです。
なので、この仕様では革の在庫分、あと1本だけ製作する予定です。



以降、付属の革を変えたこの感じと、サイズや基本仕様は同じだけれど外ポケットにカブセを付け、メイン室をファスナーで閉じられるようにし、持ち手を平たいベルトタイプから少し芯の入った丸いタイプに変えた物を定番としてリリースする方向で検討中です。



男女兼用だけれどどちらかと言えばメンズっぽいトートバッグを、他に2型試作中です。出揃うのはまだまだ数ヶ月掛かるかと思いますが・・・



2006年11月6日月曜日

エゾシカ

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エゾシカの鹿革を使った小物を作りました。
森とエゾシカと人の共生を考え活動されてらっしゃる方からのご依頼です。
野生の鹿の皮を奈良のタンナーに鞣して頂いたものだそうです。



当工房では通常は、素材の持ち込みはお断りさせて頂いていますが、こういったケースの場合など協力させて頂く事があります。以前もエミュー牧場をされていらっしゃる方から、エミュー革を使った製品の開発協力を依頼されたことがあります。



今回は、名刺入れを作製致しました。
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クロム鞣の柔らかい革ですので、切り目のミガキの仕立てではキビシいかなとも思いましたが、思った以上にコバは良く締まってくれています。
コバは顔料は使わず、染料とフノリと蜜蝋でまとめました。



質がもっと良くなり安定した供給が可能になったら、是非とも当工房でも使用していきたいと思っています。



2006年11月3日金曜日

仕事が押しています・・・・

スケジュールが少し押してきてしまっています。
すでに遅れてしまっているお客様、これから遅れてしまうかも知れないお客様、申し訳ございません・・・



仕事は押してしまっているけれども、仕事以外にもしなければいけないことはやはりあるわけで、今日は休みを頂いてもろもろ用足しをしていました。



出先の近場で以前から気になっていた洋食屋さんでお昼を頂きました。
グリル ラパンに行ってみました。
(札幌市中央区南17条西6丁目4-1  ラパンビル1F)



車で着いたのが12時丁度くらい。お昼時はかなり混み合い待つ事もしばしばと聞いていました。piroを降ろし、車を駐車場に入れていました。piroがお店に入ったのが空いている席の最後だったようです、ラッキー。
通常メニューにするか悩みましたが、とりあえずランチのハンバーグ御膳とビーフシチュー御膳を頂きました。



ビーフシチュー御膳
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ハンバーグ御膳です
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どちらもおいしく頂きました。
「ユっぴー」「はしもと 洋食屋」と今回の「グリル・ラパン」、これで気になっていた洋食屋さんには一通り行けたかなと思います。
札幌の洋食屋さんは他にも回りましたが、もろもろふるいに掛ける私たち。お気に入りで残ったのはこの三軒でしょうか。



どこも好きですが、一番好きなのは二人とも「ユっぴー」かなぁ。



2006年11月2日木曜日

バリカン

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愛用のバリカンです。



私はこの8〜9年ほど、ずっと坊主頭です。
最初の頃は床屋に行っていましたが、いつの頃からかバリカンで自分で刈るようになりました。
坊主にすると伸びて来るのが気になるもので、週一で刈りたくなり、長さも一分から五厘へと、そうしていつのまにやら一〜二厘へと・・・・。
そうなると床屋さんに通うよりも自分で刈りたくなりました。
自分で刈り出すとこれこれでなかなか奥が深く止められなくなっています。



今のバリカンで三代目です。
最初の二台はホームセンターで購入したもので、刃の交換や研ぎも出来ない製品でしたので切れ味が落ちてくると結局は使い捨ての運命でした。





いいバリカンが欲しくて、色々と探して性能やメンテナンスが可能かどうかなど調べて辿り着いたのがコレです。
条件としては1ミリ以下まで刈れる事。刃の交換や研ぎに出す事が出来る事。見た目がクラシックな事。
アメリカのウォールWAHL社の物と悩んだのですが、大東電気工業のスライブと言う製品にしました。コレを使いだしてもう二年ほどになります。



今日は定休日でしたがお店で仕事をしていました。
お昼は近所のファブカフェさんにランチに行きました。ここのオーナーのKさんも、ここのところ坊主頭です。坊主仲間ですと、頭の刈り方やペースが話題に上がったりします。Kさんは床屋さんで刈っていたようですが、私が自分で刈るのもなかなか具合が良いですよと話しをしましたところ、Kさんも自分で刈る事にしてみたようです。
マイバリカンを持つ仲間が増えました・・・・



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