狸小路にRALSEというスーパーがあります。
チェーン店ですのであちらこちらにありますが、この狸小路のお店は昔は金市館と言いました。
けっこう古いビルで、改装はされていますがあちらこちらに昔の面影が残っています。
ここの上階の催事場で時折骨董市が催されますので、そう言った時など立ち寄ります。
その際に使うエレベーター。
ボタンがイカしています。
下半分が今は機能されていないので隠されていますが、こちらは「おりたい」です。
このボタンを押すとき、とても楽しい気分になる私たちです。
狸小路にRALSEというスーパーがあります。
チェーン店ですのであちらこちらにありますが、この狸小路のお店は昔は金市館と言いました。
けっこう古いビルで、改装はされていますがあちらこちらに昔の面影が残っています。
ここの上階の催事場で時折骨董市が催されますので、そう言った時など立ち寄ります。
その際に使うエレベーター。
ボタンがイカしています。
下半分が今は機能されていないので隠されていますが、こちらは「おりたい」です。
このボタンを押すとき、とても楽しい気分になる私たちです。
今回の作業のなかで、頭を悩ませている事の一つが釘や小鋲やネジの類いです。
昔のこういった鞄には、様々な鋲が使われています。
もちろん今も使うのですが、大きさや形状や足の長さなどを考えると昔の方が種類が多かったように感じます。
釘や小鋲を使う際に、場合によっては座金となる金具が必要になります。
これは貫通させた釘の先端を絡繰る際に、受けとなってくれる座が必要になるからです。
釘や小鋲やネジはある程度種類を集めて来ていた物や新たに探して来たものからピックアップしたのですが、座金がなかなか適当な物が無く困りました・・・・
けれども無い事にはどうしようも無いので、自作する事しました。
こまごまとした作業ですが、こういった事も行いながらの修理となっています。
今日までだったのですが東急ハンズでNOKOMISのメイプルシロップの実演販売がありました。
輸入元のGAGNON株式会社のギャニオン・マーク氏が味見をさせてくれて接客をして販売していました。
先週の木曜日試食をしておいしかったのでメイプルシロップのミディアムを買ってみました。
ヨーグルトにかけたりイチゴに少しかけてみたりと、蜂蜜の代わりと言うか同じような感じで使ってみました。
これがまたとてもおいしい。
それで、同じシリーズのメイプルバターを今日購入してみました。
濃厚なのですがくどく無くかなり気に入っています。
ここ何年か蜂蜜づいています。
けれどこのメイプルシロップも同じような感じの楽しみ方の中、なかなか侮れないものとなりそうです。
蜂蜜やメイプルシロップ・あとは自家製のジャムの時もそうなのですが、簡単でとても私たち好みの味わい方はこんな感じです。
パンにグラバンジーナ(無い時はカマンベール)チーズをのせ、それに蜂蜜(今夜はメイプルシロップ)をかけて黒胡椒をガリガリと挽いてパラリとかけます。
なんとも言えない味わいで好みです(ま、やはり赤ワインと一緒に・・・ですね)
これで、胴と組み上げていけます。
枠に革を貼り込んでいるところ。
こういった作業の時には、角ベラが役に立ちます。
革へのあたりが柔らかく、跡が付き難いと感じています。
和裁用の角ベラも使うのですが、画像の物はいつもお世話になっていて色々と協力してもらっているSさんにイギリスで買って来てもらった物です。
お気に入りの道具の一つです。
いとこが出ているTPSの第22回公演「虹と雪のバラード」を観てきました。
小道具で音の出るマトリョーシカが使われているのに興味が向いてしまった。テルミンのような感じと思ったのですが、芝居を観ている最中にはテルミンと言う名が思いだせずタミフルという文字しか思い浮かべられなかった・・・おまけに最後にはアルプス3号じゃないし何だっけと思いめぐらしながらの観劇となりました・・・・
観終わってからpiroがテルミンみたいだったと言ってくれて喉のつかえが降りた感じでした。
(しかも、アルプス3号と言ったら通じたし)
明日明後日と公演は続きます。近郊でお時間のある方はどうぞ。
さてさて帰り道、以前から一度食べてみたかった麺屋雪風へ。
すすきのにあって開店時間が夜の9時からなのでなかなか行く機会がありませんでした。
私は濃厚味噌、piroは鶏がら醤油らーめんを頂きました。
どちらもなかなかおいしく、味の濃さでのごまかしや臭みや油の強さもなく、また行ってみたいお店の一つです。
今日は久々にお休みを頂きました。
対外的には今年は何度も長くお店を休みにしていますが、私たち自身がゆっくり(?)休むのは本当に久しぶりでした。
まずはサッポロファクトリーのクラインガルテン(レンガ館2F)で行われている表題の展示会に行ってきました。
北ペン倶楽部の会員が所有する貴重なコレクションが展示されているのですが、今月末までの開催です。
貴重な万年筆ももちろんなのですが、ブロッターやインク瓶についつい目が行ってしまいます・・・・
楽しませて頂きました。
その後、前から行ってみたかったTSUBAKI HALLでランチを頂きました。なかなかおいしく、とてもリーズナブルです。デザートもお勧めです。お店から近ければちょくちょく利用したいところですが、休みの日で無ければランチの利用は難しいのが残念です。
今度、夜にゆっくり立ち寄ろうと思っています。
それから新しくできたお店をあちらこちら見ながら、少しばかり買い物。
結局札幌駅前まで行き、家電量販店をうろついたりして帰ってきました。
世間の休日と一緒の休日。
久しぶりでした。
今、進めている鰐の棒屋根ボストンバッグ、課題の一つが鍵が使えるようにして欲しいと言う事でした。
錠自体は壊れていません。開け閉めする鍵を紛失されていました
鞄の鍵って正直なところ、あまり複雑な物はありません。(複雑な物が無い訳ではありません、念のため・・・)
と言うのも、鞄自体を奪われたりした場合は、切り裂いてしまえば中身は取れる訳です。
と言う観点から考えますと、一時的にクロークなどに預ける場合などに守られる程度のセキュリティー維持が殆どです。
この鞄の鍵も、さして複雑な物では無いようです。
私が資料として収集して来た鞄の中の、古い棒屋根が錠前の部分の外観が同じでした。
鍵を合わせてみたところ、合致しました。
同じところで作った棒屋根の口金なのでしょう。
そこで、私の持っている鍵から鍵の複製をする事に致しました。
画像の手前がオリジナルの鍵で、奥が作って頂いた鍵です。
同じ形状とは言え、鍵は鍵。
実は作って頂いて3度作り直して・調整をして頂きました。
古い為もあってか、コンマ数ミリの引っ掛かりの差で、うまく作動しなかったりしました。
鍵を作ってくれた金属造形の作家さんにはエライ苦労をかけてしまいました・・・
こういったことを依頼出来る仲間を持てているのは宝の一つだと思っています。
ぱっくりと縫い目がほつれています。
内縫いの縫い目ですので、縫うのは内側からとなります。
本来は裏返した状態で縫い、縫い上げてから表に返します。
けれども、これは既に表に返っています。表に返り、そして芯が貼り込まれてそれからコーナーの補強パッチが縫い込まれています。
当然ながら、裏返しにはなりません。
なので、表に返った状態で内側のコバを縫っていきます・・・・
二カ所、大きくほつれていましたので各箇所を内側からチクチクと縫い上げていきます。
芯が貼り込まれ、革もクロコですしおまけに経年劣化もしていまして、固く脆くなっています。
ほつれて剥がれた内コバを縫っていくのは骨が折れますが、どうにか縫い上げました。
脆くなっている革。
油分と水分を補給し革に柔軟性を取り戻させつつ、補強の伸び留めテープを貼り込みながら縫っていきました。
それでも縫い目から裂けたり、割れたりしがちです。
糸を少し強く引いただけでも切れる場合があります。
縫い割ったところに少し糸が覗く部分がありますが、これ以上引き切れないと判断しています。
可能な事と無理な事と線引きをしながら、出来るだけきれいで丈夫で使える状態にしていきます。
まだまだ掛かりそうです・・・・
先日入手したラミー2000です。
4色ボールペンなわけですが、私、書き味で言いますと油性インクよりゲルインクの方が好みです。
ネットであちらこちら見ていましたら、ラミー2000にシャーボXのリフィルが合うという記述を見かけました。
もちろん自己責任においてやってみましたら、まぁすんなりと使えております。
黒に黒、赤にカーマインレッド、緑にエバーグリーン、青にはセピアの0.5ミリのジェルボールペンのリフィルをセットして使っています。
好みの書き味になって大満足です。
定番のミュージックケースを少し変えたものです。
革と仕様を少し変えて制作してみました。
ある意味では初心に帰った作りとなりました。
裏地も無しで、外ポケットも内ポケットも無しにしました。
イタリアのタンニン鞣しの革を使っています。
ダブルバットで3ミリ以上の厚みがあります。
ヌメでこれ位の厚みが有りますと、バーンとした張り感が出てくれます。
この感じは、他ではブライドルレザーを元厚で使わないと出せない感じです。
ミュージックケースは、個人的には出来るだけシンプルに作りたい型の一つです。
素材感を生かし、革の張り感で存在感が出るのが好みです。
そういった点では、今回使用した革はかなりイメージ通りです。
色も、黒・チョコ・茶と基本の3色展開が可能です。
こちらも定番展開に加えようかと思案中です。
ネックは革の価格が1.5倍ほどすること。
もう一点、メンテナンスが少し難しい点。
少しクセがある革と言えますので、そのあたりの理解をうまく頂けると良いのですが・・・・
当面は、対面販売での使用にしておこうと思っています。
けれどこの存在感はなかなかです。
B4サイズの一室ブリーフケースです。
当工房の通常設定では一番狭いマチ幅の60ミリで製作しました。
これくらいもすっきりしていてよい物ですね。
店頭にも置いておきたい物ですが、なかなか在庫品が作れません。
頑張らねば。
当工房で使っているミシンは全て中古ミシンです。
足踏みを何台か組み合わせて再生・自作したり、パーツを作ったりする事もあり、色々と古いミシンを入手する機会が多かったりします。
ミシンには工具箱が付属している事が多いのですが、古い物にはなかなか侮れない素敵な缶が多かったりもします。
最近はプラスチックの入れ物が多いのですが、やはりブリキ缶の物がそそられます。(緑のシンガーは紙箱です)
実は昨日は誕生日でした。
今年は前倒しで分不相応とも言えるものを既にもらっていましたので、当日にはプレゼントは無しだと思っていましたらサプライズがありました。
帰りがけにpiroに某アウトドア系ショップに誘われ、帽子を買ってもらいました。
冬場は大体Barbourのジャケットを着ているのですが、それに合わせてワックスドコットンの帽子をプレゼントされました。
ありがとう。
小雪まじりの今日の札幌もこの帽子でしのいで過ごしました。
当初は別な型の鞄の予定だったのですが、革の関係で長らくお待たせしていました。
なかなかご希望の革をご用意出来なかったので、今回は安定供給出来る革での制作となり、型もその革に合う型での制作となりました。
もう少しです。
ラミー2000の4色ボールペンです。
この製品のことはここで細かく説明するまでもないでしょうから省きます。
実はようやく購入しました。
もっと早くに購入しておくべきだったのかもしれないのですが、まぁ物事にはタイミングがあるものです。
それが私には今だったということでしょう。
当工房は手帳カバーのパターンオーダーということをやっています。
数年前からやっていまして、それなりに多分好評を得ているのかなぁと思っています。
リピーターの方は非常に多いですし(何故、手帳カバーを幾つも頼む必要があるのだ・・・と疑問は抱くのですが・・・)、ユーザーからのご紹介でのお客様も非常に多いですから、それはそれなりに満足して頂けた結果が導いてくれていることなのだと思っています。
手帳カバーのオーダーを少しばかり積極的に展開したことや、私が北ペン倶楽部と関わりがあること、などなどから当方を文具マニアと思われていらっしゃる方も居られるかもしれません。
けれど、そんなことはありません。まぁ、もともとコレクター体質というかマニア体質な側面があることは否定しませんけれど、興味の向いた先に狭く浅く・・・です。
まぁそれは良いとして・・・・
手帳カバーのオーダーの中でペン差しをご希望の方の中には「ペンは×××を使っています」と書いて下さる方が少なからずいらっしゃいます。
パターンオーダーとは言え、毎回使い勝手を考えながら可能な限りは微妙に各所のサイズ・位置調整をしながら作らせて頂いています。
ペンも何を使うかが分かっていて、そのペンの仕様が分かっているものに関しては、出来るだけいい感じの使い勝手を考えながら製作しているわけです。
その中で、使っていらっしゃるペンの中でお知らせ頂くものの中で多いものの一つがこのラミー2000の4色ボールペンなのです。
万年筆を除きますと、他はクロスのクラッシックセンチュリーやロットリング4in1あたりでしょうか。
ラミー2000の場合、この独特の中太のフォルもの事もあり、ペン差しのホールド具合が以前から気になっていたりもしていました・・・
これで、これからは現物合わせで確認をしてからの納品が可能です。
元来のもの好きの側面もあり、こうしてまた何かが増えつつある日を送っていたりします。
鰐の棒屋根ボストンの修理を少し進めました。
口金を完全に外しました。
そうして、革をよくチェックしていきます。
まだまだ立派に見えていましたが、やはり経年劣化は進んでいます。
古い革製品は、油分が抜けていくものが多いのです。それと同時に水分も抜けていきます。
革製品に水気は禁物と言いますし、私も基本的にはそのように説明させて頂きます。
けれども、革自体は水分を含んでいない事にはボロボロになっていき粉のようになり朽ちていきます。
適度な水分を保持し油分を持ち呼吸する。
そういった状態を維持出来ていなければ、ボロボロになっていきます。
同時にその何かが過剰であったり、汚れが付いたままだとカビの温床になっていきます。
大事に保管されていたこの鞄、幸いな事にカビは生えていません。
けれど、水分はかなり抜けていますし油分ももちろん抜けていました・・・・
ほつれ以外の部分でも、このままだと頻繁に動く箇所から裂けたり割れたりする事が予想されます。
この鞄をお預かりしたときから、実は秘かに口枠などから劣化し剥がれた革で柔軟剤のテストをしてきました。
柔軟性を確保し再生させられるように、何種類かのオイルや柔軟剤を試して合うものを模索して来ておきました。
まずは汚れを落としていきます。
それから、このあたりであれば大丈夫かなと思えるものを決めておきましたのでそれを全体に塗り込み余計な分は拭き上げ、少し時間をおき磨いていきます。
表からだけでは無く、内側からもとくによく動く部分や折れ曲がっている部分に塗り込んでおきます。
何日か寝かせて、革の柔軟性の様子を見ようと思います。
最初は気が付きませんでした。汚れを落とし直しながらよくよく見て目に留まりました。
何の形だろう・・・・
絵に描き起こしてみていきました。
このように見えます。
うーん、何かでみた事のある図柄だなぁとしばし考え込みました。
たしかあのあたりの本に載っていたと思い、鞄街道百余年を流し見ましたが見つからず、ならばこっちかと「松崎創業七十年史」を読み返しました。
ビンゴ♪
どの時期に使われていたのかが明確には分かりませんでしたが、明治期から使われていたマークの一つでした。
汽車汽船マークです。
その上の写真、明治時代の三越本店の鞄売り場にも、背鰐の棒屋根ボストンが写っています。
浅草橋から浅草界隈での仕入れが多いですから、少し足を伸ばせば行けない事は無いのです。
とは言え、行きますとゆっくりと時間もかけますのでそうそう行けないのも事実です。
うな重を頼み、待っている間に卵焼きを頂くのがいつものパターンです。
品書きにはう巻きしか載っていませんが、普通の卵焼きも作ってくれます。
こちらの方が好みなのでお願いします。(写真、撮り忘れました・・・)
午後の予定が無ければ、軽く飲みたいところですが夕方にはお客様とお会いする予定がありますし、それまでの間も何カ所か仕入れに回りますから諦めました。
待つ事数十分。
ふっくらと柔らかで、たれの味も好みです。
肝吸いも頂き大満足でした。
今回は法事で上京していたのですが、諸々の都合で数日間滞在していました。
その間で、初めての試みですがお客様との打ち合わせをしてみました。
一ヶ月半ほど前にお電話とメールでお問い合わせを下さったお客様です。
直接打ち合わせをしたいけれど札幌まではなかなか運べない・・・・
上京の機会に合わせて打ち合わせが出来れば・・・・・とのご要望。
テストケースとして今回、お会いする時間を作って打ち合わせをしてきました。
銀座8丁目に会社のあるお方でしたので、そのあたりに足を伸ばしお会いしてきました。
待ち合わせで待っている間、何気なく辺りを見回すとRICOHの本社があるでは無いですか。
中に入ってみたかったのですが、捕まりそうなのでやめておきました(笑い)
記念にGR Digitalで撮っておきました。
持参出来る資料に限りがありますが、直接お会いしてお話出来た事はやはり良かったと思っています。
うーむ、一上京に付き一組限定とかであれば考えてみるのも可能かも知れない・・・・
いや、しかし、今回はシンプルな内容でお任せ要素の強いご依頼だったのも幸いしているとも思うし。
悩むところです。