2010年10月31日日曜日

cholon Book

cholonの菊地智子さんが本を出されました。

cholon book チョロンのものづくり
主婦の友社 ISBN 978-4-07-270870-5


とても素敵な本です。
cholonにまつわる様々なお話し。
cholonが出来るまでのことや、物作りの話し。
そこから見えてくること。
すごいすごい、ワクワクします。


cholonさんの以前のお店と、私たちの以前のお店はすぐ近くでした。
お店を出す前から時折お邪魔していました。
偶然ご近所さんとなり、共通する知人が居たりもしなんとなくゆるくお付き合い。

お互い移転し、少し離れた位置にはなりました。
けれど何とはなしに気になる存在。
この点在する感じ。
札幌の街の持つちょうどいい距離感を感じる位置関係かも、と勝手に思います。


私たちも「札幌 お気に入りの場所」の中でご紹介頂きました。
ありがとうございます。
とてもうれしく思っています!

2010年10月27日水曜日

100年前の・・・・

最近飾っている古いポストカード
フランスのポストカードでおよそ100年程昔のものだそう





そして呼び合うのでしょうか・・・・
やはり100年程昔の革の装丁の書籍がちょっと特殊なご相談で持ち込まれました。
こちらはドイツのもの。







少しワクワクします。

2010年10月25日月曜日

久々に・・・

ミネルバボックスのバッグを製作中。


なんだか随分と久しぶりに牛革の製品を作っている気がする・・・
実際は、会期中もこちらに取り掛かっていたのでこの数日は製作は牛革モード。



明日には完成するので、それからすぐにお預かりしているメンテナンス品に取り掛かります。

エゾシカを巡る旅 終了

10/16〜24の期間で開催しましたエゾシカを巡る旅・展も無事に終了致しました。
期間中各会場を巡って下さった皆様、本当にありがとうございます。

拙い企画でした。すぐに何かが変わり動き出すことでもありません。
ただ、ほんのちょっとしたきっかけになってくれれば・・・・と思っています。

今回の企画、多くの方のご協力で成立したと思っています。
小ロットで革を鞣して頂いたタンナーさん、フライヤー製作に協力して下さったWGさん、フライヤーを置いてくださったり配布して下さったお店の方や関係の方。
ブログやツイッターなどで、今回の企画をご案内下さったり、巡っている途中経過を実況して下さった方もいらっしゃいました。

近いうちに参加工房で反省会をすると思います。
私たち自身も今回のことで様々な事を考えました。
考えを少し整理して行きたいと思っています。

ありがとうございました!

2010年10月21日木曜日

バリカンの交代・・・

私はもう十年以上坊主頭です。
最初の1〜2年は床屋さんの通っていたのですが、いつの頃からか自分でバリカンで刈るようになりました。
何台ものバリカンを使ってきました。

この数年はthriveのバリカンを使ってきました。
thrive、外国製かなと思う名前ですが国産です。


黒い姿がプロっぽくって好みでした。
充電式でとても使いやすかった。
ただ、何年もの使用でバッテリーも限界に達した様子。
そうですよね、私は週一で頭を刈っていますから年間50回は使っていますから。
ここのところは 刈ってる途中で不安定な動作が起きたりもしだしどうしようかなと思っていました。

思い切って買い替える事にしました。
thriveの新しいのを検討したのですが、なんだかどうもしっくりこない。
そこで別メーカーも視野に入れて探しました。
以前から少し気になっていたメーカーでアメリカのWAHLというメーカーがあります。
世界最大の電気バリカンのメーカーです。
今度はここのを使ってみる事にしました。



89スーパーテーパー2という機種。
シルバーのボディで、昔からのバリカン!!!という風情。
今回は充電式ではありません。
充電式は取り回しはとても楽で、自分で刈るには非常に向いていると思っています。
ただ、当然ながら充電しておかねば使えません。
刈りたい!と思った時にすぐに使えない事が多いのがネックでした。

今回はいつでも刈りたい時に刈れます。
随分とバリカンワークにも慣れていますから、コードがあっても今は平気かなと思っています。
回転式モーターではなく電磁式ということでブルブルとした振動がけっこうあります。
承知していたのですが、少し思っていた以上でもあり慣れるまでの時間がこれはこれで必要かもと感じています。

パワフルで刃の切れ味もよく、以前よりも楽に刈れています。
数年はこいつに週一で活躍してもらおうと思っています。

エゾシカを巡る旅 -休日編-

水曜日、定休日でようやく時間が取れたので見に行こうと思っていた美術展に足を運び、それから他の工房を巡って来ようと思いました。


まずは札幌芸術の森
ここで10/24までの開催の札幌芸術の森美術館開館20周年記念展 北方神獣 を見て来ました。





エゾシカを題材にした作品も多く、これはある意味エゾシカを巡る旅でした。



芸森に久々に公共交通機関で行ったのですが、アクセスの悪さや交通機関の割引チケットの連携の悪さや表示の悪さ。
そういった部分になんだかなぁという想いを抱きました。
これでは、道外から来た方などにはなかなか足を運び難いのではないだろうか。
どうにか改善できないものかしら・・・・と強く思った私たち。


さてさて、芸森から今度はレザーサロンヒサシさんへ。
ヒサシさんの世界のエゾシカ展
会期始まってからのそれぞれの近況報告をしながら、四方山話。








それから今度は、円山のÂnonさんへ
ヒロコさんが修理をお願いしたかったKISSAさんの靴を持っていきました。
こちらでもなんだかんだと話し込み、気がつくと夕方。





いけない・いけない・・・・
cagraさんに早く行かねば。
定休日だけれど見せてねとわがままを言って待っていてもらったのだ。





cagraさんに着き、これまたお話し三昧。
手袋試着したり室内履きを手に色々とお話し。
エゾシカ革の話しも様々して。


先日Donsさんにも行きましたので、これで四カ所コンプリート。






巡って下さっている皆さま、ありがとうございます!!


追記:
17日Donsさんに行ったとき、写真を撮り忘れたのですが、メールで送って下さいました!
有り難うございます。
24Kさんの展示の様子です。



2010年10月17日日曜日

エゾシカを巡る旅 -靴-

昨年のエゾシカ革製品展の時にも展開したのですが、今回も当工房の企画として工房矢藤に発注して靴を作ってもらいました。

前回は白鞣しでちょっと特殊な鞣しの革でした。
今回はエゾシカ革のタンニン鞣し。
黒と茶での展開。

シンプルな形に革の風合いが生きています。
軍パンやジーンズ、チノ。
カジュアルに合わせて楽しんで下さい。

前回よりワンサイズ大きいものも展開しています。
白鞣しとはまた違った仕上がりをご覧下さい。




2010年10月16日土曜日

エゾシカを巡る旅 -エゾシカ革製品展-






本日、10/16〜24の会期でエゾシカ革製品展「エゾシカを巡る旅」が始まりました。


今日はまず最初に紀伊國屋書店札幌本店インナーガーデンで、東京農大のエゾシカ学のパネル展に行って来ました。
ここで協力展示として、製品(レザーサロンヒサシ)や私たちの製品写真パネルを展示するのでその設営です。



この会場ではエゾシカ革を使った携帯ストラップ作り(無料!!)というイベントも行なっているようです。
お時間のある方は参加されてみてはいかがでしょう。


展示準備をし、増子教授らとお話しをしたりして時間も過ぎ、自分たちの開店準備にお店へ。

昨夜深夜まで準備したとは言え、少しレイアウトをいじったり、外注していた製品が納品されたのでその追加展示やら色々とやる事は山積みです。

けれどどうにかこうにか体裁を整え開店です。




この一角が、エゾシカ革製品の展示スペース。
他に、ウインドウ部分や工房との仕切りスペースにも少し展示しています。


ウインドウはこんな感じ。





今回、とっても当工房「らしくない」新作を作りました。
まるまる一枚のエゾシカ革を、つまんだりひねったり畳んだり・・・・。
そうして形作って行き、エゾシカ革のレースでかがったり縫ったり。
エゾシカのツノで作ったトグルをあしらって作りました。






小物も少しですが並べています。
それと、昨年に引き続き工房矢藤に発注して作ってもらったエゾシカ革の靴。
今回は、タンニン鞣しのエゾシカ革の黒とチョコで作りました。
サイズも前回の展開に加えもうワンサイズ大きなサイズも用意しました。
この靴に関しては、別にブログを書く予定。



今回は参加4工房、それぞれが会場となり巡って頂くカタチでの開催です。
フライヤーに各会場スタンプを押してもらって、全会場を巡られた方にはプレゼントがございます。
ただし、数量限定ですので終了の際にはご了承下さい。
また、最後にスタンプを貰った会場でのお渡しとなり、その会場によりプレゼント内容は異なります。
楽しみながら巡って、エゾシカ革の魅力を知って下さい。
そしてあわせて、エゾシカにまつわる現状・問題も考えてみるきっかけにしてもらえればと思っています。



会場となる4工房(各会場、定休日営業時間が異なります。ご注意下さい)

鞄工房 日下公司
札幌市中央区南3条西8丁目7−3
TEL:011-210-7388
11:00〜19:00 水木定休日
24K
展示会場:セレクトショップDons
札幌市豊平区平岸3条7丁目6-22 セントポーリア平岸 1階
TEL:011-807-4766
12:00〜21:00 月定休日
レザーサロンヒサシ
札幌市北区北二十条  西八丁目一番三号  (北大斜め通り)
TEL:011-726-8280
11:00〜20:00 不定休
cagra
札幌市中央区北3条東5丁目5番地 岩佐ビル3F
TEL:011-219-0928
11:00~19:00  水木定休日

2010年10月11日月曜日

エゾシカ革製品展 -エゾシカを巡る旅- もう少しで開催です

10月16日から24日の日程で行うエゾシカ革製品展。
詳細は、10/310/8のブログをご覧下さい。

毎日製作を続けています。


今は、少しいつもの当工房のスタイルとは違うものを製作中。
こういう感じのを作るのって二十何年ぶりって感じです。

たまにこういうのも新鮮で面白い。

2010年10月8日金曜日

エゾシカ革製品展 -エゾシカを巡る旅- スタンプラリー!

10月16日から24日の日程で行うエゾシカ革製品展。
ここのところはずっとこの準備に追われています。





今もリュックを作っています。

さて、今回のこの展示会。
四工房が合同で行いますが、会場は一カ所では無く各工房などでの展示となります。
各工房を廻って欲しいと言う考えがあるからです。
そうして、それぞれの想い・考えを知って頂ければと思います。
また、合わせてそれぞれの持つ世界観や他の仕事にも目を向けて頂ければと思います。

今回、四工房の各会場を廻って頂くのに、フライヤーをお持ち頂きそこに各スタンプを集めて頂くとプレゼントがあります。
申し訳ございませんが数量限定です。
また、最終店舗をどこにするのかでプレゼントが変わります。

たくさんの方にご覧頂ければと思います。

2010年10月3日日曜日

エゾシカ革製品展 -エゾシカを巡る旅-

今月10月16日から24日の日程でエゾシカ革製品展を行います。
札幌の革関係の4工房が共同で行います。
会場もそれぞれ。
各会場を巡って頂き、それぞれの製品を見、そしてそれぞれの職人・作家からエゾシカ革やエゾシカの話しを聞いてみてもらいたいと企画しました。

今回のフライヤーは、札幌のフリーペーパーのWGの協力を得て作製しました。
しかもWGの特別号として発行して頂きました。
ありがとうございます!






会場となる4工房(各会場、定休日営業時間が異なります。ご注意下さい)

鞄工房 日下公司
札幌市中央区南3条西8丁目7−3
TEL:011-210-7388
11:00〜19:00 水木定休日

24K
展示会場:セレクトショップDons
札幌市豊平区平岸3条7丁目6-22 セントポーリア平岸 1階
TEL:011-807-4766
12:00〜21:00 月定休日

レザーサロンヒサシ
札幌市北区北二十条  西八丁目一番三号  (北大斜め通り)
TEL:011-726-8280
11:00〜20:00 不定休

cagra
札幌市中央区北3条東5丁目5番地 岩佐ビル3F
TEL:011-219-0928
11:00~19:00  水木定休日


増えすぎてしまっているエゾシカ。
それによりおきる様々な事を獣害と捉え、エゾシカを害獣と見るのは人間のエゴでしかないと私は思っています。
とは言え現実問題、駆除を中心とした対応をしていかないとどうにもならない現状が有ります。
そういった現実としっかりと向き合い、そこで起きている問題をちゃんと考える。
その中で何が出来るのだろうか。
革で物作りをしている私たちの出来る事。
エゾシカ皮を、素敵な魅力のある素材のエゾシカ革として使っていくこと。

エゾシカ皮は現状では革としてはあまり流通もしていず、 私たちは革作りから手がけなければなりませんでした。
実はこの事だけでも納得のいくものにするまで何年か掛かっていますし、まだまだ途中とも言える事です。
私たちのこの動きが、エゾシカ原皮が革として流通していく流れが出来上がっていく一つのきっかけになればと思っています。

製品を手に取ってみてもらうことの出来るこの展示会。
多くの方にお運び頂ければと思っています。

2010年10月2日土曜日

エゾシカ革・・・

今月16日から開催するエゾシカ革製品展に向けて、製作を続けています。



今作っているのは小旅行くらいなら使えるかなと言う感じのバッグ。
ずっと作りたかった型の一つ。


まだ形にしていないのに・作ってもいないのに、この数年私達はコバッグと名を付け作ろうと思ってきたバッグ。

思った感じにまとまるかな・・・・・。

Twitter

フォロワー