2011年4月28日木曜日

ブライドルレザーのミュージックケース

数年前に発掘した往年のブライドルレザー。
ロンドンタンとチョコが各一枚。
今回はタンでA4のミュージックケースを仕立てました。
このあとにチョコでB4のミュージックケースを仕立てる予定。
タンは合わせてCUBが一本作れそうなので、ミュージックケースのシリーズを終えてから取り掛かるつもり。

さて、そのロンドンタンでのミュージックケース。


縫製はアイリッシュリネンの黄色での手縫い。
ロンドンタンのブライドルレザーを見たとき、これに合わせるのは間違いなく黄色のアイリッシュリネンの糸でしょ、と思いました。
分かって頂ける方には分かって頂けること。
そういった部分は大事だと思っています。


少し太めで4/18の太さのリネンスレッド。



奥に見えるバーガンディのブライドルレザーのブリーフケースも4/18の少し太めのアイリッシュリネンの糸で縫ってあります。


シンプルに外ポケットは無し 。



裏地はもとより内ポケットも無しです。


ごくごくシンプルに革の良さを活かしたまとめ方にしています。

サイズや仕立ての方向性を含め、今回からミュージックケースの仕立て方を見直すことにしています。
ほんの数ミリ(横4ミリ縦2ミリ)ですが大きくしています。
また既に書いていますように近々B4サイズも展開します。
そして定番のブッテーロの物でも、裏地無しの仕立てと改良版の裏地付きの仕立てと2パターンで展開していきます。(なお裏地無しは限定製作=製作した現品のみの販売)

(ブッテーロのミュージックケースですでにご注文を頂いて納期をお待ち頂いている方には、製作前に新旧どちらの仕立てにするかはご相談させて頂きます)

2011年4月26日火曜日

ワークコート

作業の時はワークコートを着ています。
ブログ内検索で「ワークコート」を検索していただくと過去の記事がご覧いただけます。
過去にブログを移転したこともあり一部記事が消えていたり、画像が表示されなかったりする箇所もあるかも知れません。
その時はご容赦を・・・・。

近所のセレクトショップ(でいいのかな)のARCHさん。
私たち的にはかなりツボなセレクトをして下さいます。
なので普段は基本的に近づかないようにしています。危険ですから。
ヨーロッパの古着も色々と入荷するのですが、デッドストックのワークコートが入荷したようなので見てきました。
見て来た=買って来た・・・だったりします(笑)


グレーのコットンのヘリンボーン生地。
ヒロコさん用と二着購入。
着込んで洗って馴染んでいくのが楽しみです。

2011年4月24日日曜日

銅の茶筒と真鍮の茶筒

右側の銅の茶筒が家用、左側の真鍮の茶筒をお店で使用しています。 



銅の方は嫁入りとともに使っているので丸十五年。
真鍮の方はその後しばらくして買い足した十数年もの。

どちらも東京の「茶の葉」で 購入。
真鍮の方は札幌にお店を出す時に、鞄屋には真鍮が似合うはずでしょうとこちらを店用にしました。

今朝、ふと見ると銅の方は焼き付けニスと思われるコーティングがところどころ剥がれ落ち、なんとなくこぎたなーくなっているではありませんか・・・・
中身のお茶がカラになったので、軽い気持ちで台所洗剤で洗ってさらに重曹を使ってスポンジでゴシゴシ。
無惨にもムラになってしまいました・・・・。
仕方が無いのでコーティングを剥がすことにしました。

するとなんということでしょう、無垢の銅はピカピカに光ったではありませんか。
ムラっていたビフォー写真は撮り忘れましたが・・・・・・
これでまだまだずーっと愛用していけそうです。
やっぱり長く使うことのできる美しい物が好きなんだなと再確認したのでした。

2011年4月23日土曜日

ブライドルレザーが続く・・・

先日、数ヶ月前にオーダーしていた革が届きました。
ここ数年扱っているタンナーのブライドルレザーの新色です。
今までもタン(ロンドンタン)と呼ばれる明るい茶はあったのですが、それより少し濃いめの色目です。
色の名前はヘーゼル。
今回は新色ということもあり、入荷次第見てみたくてすぐに送ってもらいました。


なかなかいい色です。
そのうち形にしようと思っています。

さて、とても似た色なのですが・・・・・

これがロンドンタン。
実はヘーゼルのブライドルとはタンナーが違います。
数年前デッドストックを発見し買い付けておいたのです。
入手してずっと寝かしてあったブライドルレザーです。

十年以上前にはいつもブライドルはこのタンナーのものを使用していました。
気に入って使っていたのですが、数年前に入手が出来なくなりました。
(タンナーの名前が変わりましたが現在はまた入手可能になっているようです)

このデッドストックの革は名前が変わる前の革。
ダークブラウンとこのロンドンタンを寝かせていたのですがついに使うことにしました。
革が小判で大きな物は型入れが無理なこともあり、何を型入れしようか悩んでいたのですがシンプルなミュージックケースを作ることにしました。
この頃のこのタンナーのブライドルレザーは、床面に塗り込まれたブルームもすごいんです。
そのままでは接着剤も効きませんし、作業の間も気が付くと作業台や作業着にも蝋が付いていたりします・・・・。
作業途中を写真に撮ったら、構えた手が蝋だらけでカメラも蝋だらけになり一瞬焦りました。
好きな人には好きなブルーム。
やっかいとは思わずにいてあげて下さい(笑い)。
床面の画像です。


A4のミュージックケースを製作中です。
ブライドルレザーのミュージックケースはもう十年ぶりくらいの製作。
出来上がりが楽しみです。
B4もダークブラウンのブライドルレザーで作るつもり。
並べて写真撮りたいなと思っています。

2011年4月22日金曜日

NIPPON VISION 4大阪展

NIPPON VISION 4大阪展 が昨日4/21から始まっています。
5/5(木)までの開催です。

今回のNIPPON VISION 4 accessoriesのテーマのアクセサリーが中心の巡回のようですが、衣食住の各分野から選ばれた製品の一部も巡回しています。
当工房の製品・ミンティアケース も一緒に巡回しています。


NIPPON VISION 4大阪展 お近くの方は是非お運び下さい。


関連ブログ 3/103/264/4 

2011年4月21日木曜日

休日・・・・

水曜日は久々に休みにしました。
最初は仕事をするつもりでいましたし、朝からホームページのテコ入れなんかはしていたのです。
けれどたまには休まないとなぁ思い、天気もよいことだし円山方面にでも足を伸ばそうと言うことになりました。

お昼ご飯はどこにしようか、あっち方面だったらうな明さんかねということになりうなぎを頂くことに。
お昼少し前に入ったのですが次々とお客さんがいらしており、お昼を少し廻った頃には満席の様子。早めに伺って良かった。
札幌でうなぎを食べ歩いているわけでは無いのですが、ここは関東風の鰻が好きな私たちの好みにあうのです。
おいしくいただき満腹になり、腹ごなしに北海道神宮へ。


花見の出店の準備が少しずつ進んでいる北海道神宮。
よく見ると木々にも梅の花がすこしずつ・・・・


そんななかを散策していたら・・・・・
さすが神宮。ここいらは野鳥がたくさんいるのです。

ゴジュウカラですね。


おぉ!撮れるかな・・・・撮れました。


小鳥を愛でて堪能し、神宮を後にしました。
街中にもどりあちこち散策していたら、とある古道具屋さんで小鳥つながりのキツツキマークの古い小さなスツールを発見。
座面には柄とでも言えばいいのか、うーんやはり柄としか言いようの無い柄が生えてるような作り。
程度の割りにはリーズナブルな値付けだったので連れて帰りました。
椿の鉢を乗せたら丁度の大きさ。
しばらくはこんな使い方をしてみましょうか。


そんな休日・・・・

2011年4月20日水曜日

CUBと言う名のポシェット

二年くらい前から時折作っているポシェット。
名前は CUB(カブ)。
店頭には自分で使っている黒(サドルプルアップ)のものを見本で一本並べてあります。

メインで作る素材は、マシュアのサドルプルアップ。
それにニッケルの金具を合わせて作っています。


時折、ブライドルレザーでも作ります。
ブライドルレザーの時は金具は真鍮で作っています。

今回はブライドルレザーでの製作です。


こんな感じ。
今回はバーガンディーのブライドルレザー。
緑31のステッチとチョコ129のステッチのものを各一本製作しました。



ありがたいことに、緑31のステッチの物は完成を待たずに行き先が決まってしまいました・・・・
なので一本で写っているのは在庫分のチョコステッチ。



サイズは外寸で・・・・ W×H×D 170×205(内寸は約195)×70 
有効内寸はこれより少し小さくなります。



ショルダーストラップはバッグから出ている部分で1200ミリ程度。
二段階ずつ長くも短くも調節可能です。 


価格は¥63,000_
(サドルプルアップバージョンは¥52,500_)

2011年4月19日火曜日

東日本大震災復興チャリティーのご報告

先日ご案内させて頂き、皆様からご賛同いただいた東日本大震災復興チャリティー企画。
無事に終了いたしました。

本日、みなさまにご賛同頂きお求め頂いた製品の売り上げ金額全額を東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄付させて頂きました。
ご協力に感謝いたします。

¥5,000のカードケースが5点と¥1,000_キーホルダー5点。
合計¥30,000_分の商品を提供させて頂き、ご賛同頂いた皆様にお買い上げ頂きました。

お取り置きでまだ取りにいらっしゃれない方からも「趣旨を考えて先に振り込みます」とお振り込み頂きました。
お振り込み頂いた際の手数料は各賛同者の方にご負担頂いています。
送料は全て当工房で負担させて頂いています。
ですので、チャリティグッズとして販売した製品の売り上げ代金全てが義援金としての寄付金となります。
 




みなさまからお預かりした義援金はこのように日本赤十字社に寄付させて頂きました。

実際に使われるタイミングなどで、様々な意見もあると思います。
実際私たちも、日本赤十字社への義援金の寄付と言う形でいいのかと言うことは考え悩み話し合いました。
様々な他の寄付窓口も検討いたしました。
ただ、今回は皆様にご案内した時点では日本赤十字社への寄付と謳い企画したチャリティーでもありますのでその通りで実行いたしました。

この先もまたこういった形のチャリティーの企画を考えています。
寄付先を日本赤十字社にするかどうか、もっと即効性が高く信頼の置ける機関があればそういった先も視野に入れたいと今後は考えるかも知れません。


私たちの規模ではそう多くのことも出来ないと思います。
けれど可能な範囲でこういったかたちのことを続けていけられればと思います。
少し時間は空きますが、またこういったチャリティーを企画していこうと思っています。
今後ともどうぞご協力を宜しくお願いいたします。

2011年4月15日金曜日

東日本大震災復興チャリティー

4月17日 12:40頃追記

有り難うございます。
おかげさまでたくさんの方からのご賛同を頂き、今回のチャリティーグッズは完売致しました。
皆さまからお預かりしました金額は全額義援金として寄付させて頂きます。
手続きが全て完了しましたら、あらためてご報告させて頂きます。

今回、お問い合わせを頂いた方ですでに完売したためにご好意に応えられなかった方が複数名いらっしゃいます。
お気持ちもとてもありがたく思っています。
この場で感謝申し上げます。


今後も何らかの形でこのような活動を続けていきたいと思っています。
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3月11日に起きた東日本大震災。
被災を受けたみなさまへ心よりお見舞い申し上げます。
当工房として出来ることの一つとして復興支援のためのチャリティー企画を行うことにいたしました。

このチャリティーグッズの売り上げ金額の全額を東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄付いたします。
遠方の方でウエッブを通じてのご購入の場合は、送料(今回はヤマト運輸のクロネコメール便での発送)は当工房が負担いたします。

今回のために企画し価格も特別価格となっています。
パンダ好き歴38年のヒロコさんがみなさんに笑顔でチャリティーに参加して欲しいと言う気持ちからパンダ模様も取り入れました。
チャリティーグッズはこの4種。


革は全てイタリア製タンニン鞣し牛革のブッテーロ。
非定番の白も使っています。

左二点はカードケース 各¥5,000_
右二点はキーホルダー 各¥1,000_

カードケースは当工房のロングセラー商品の一つのSuica入れ(通常のSuica入れは¥6,300)の特別バージョンです。
左の白・黒コンビの商品名は「JAPANDA」製作数3点
左から二点目の白・赤コンビの商品名は「NIPPON」製作数2点

「JAPANDA」(左側)
裏面は通常のSuica入れと同様です。
パンダ顔した面にもSuica用の穴を開けました。
そのあたりはやはり当工房のやることですから・・・・
なおデザイン優先の為、この面はカードの出し入れが多少し難い点ご了承下さい。


白地に赤が顔を覗かせる「NIPPON」



キーホルダーも密かに二種類。
目と鼻だけでパンダを表しているタイプが3点。


耳も表現したタイプが2点。


目と鼻のみ・目と鼻と耳の各タイプ、実はTwitterでアンケートを取りました。
目と鼻と耳のタイプが7割りの人気でした。
パスケースにこちらを採用し、キーホルダーは両タイプ製作しました。


気に入って頂けた方、ご来店・お問い合わせをお待ちしています!!

2011年4月11日月曜日

バイーア!

バイーアが久々に並んでいます。

元々は私自身が使いたくて作ったショルダーバッグ。
でもフタを開けると6:4くらいで女性の方がお求めになられる・・・・
ま、ユニセックスなショルダーバッグです。


 


今回は三色。
左からミネルバボックスのネイビー
ミネルバボックスCBの黒
ミネルバボックスのナポリ(黄色)



ミネルバボックスCBの黒です。
これだけ金具もニッケルシルバーにしてみました。
裏地は赤。


 
ミネルバボックスCBは初めて使う革です。
とは言え、ボックスはずーっと使ってきていますし、ナッパCBもずっと使ってきています。
ボックスをCBの仕上げ(カゼイン・タンパク質を塗って銀面を磨いた仕上げ)にした革です。



ナポリ。
バイーアでは初めての色。
なんだか可愛くていいなぁ。
カジュアル感満開のストラップもベージュ。
裏地はちょっと引き締めてネイビー。


ミネルバボックスのネイビー。

裏地は非定番色のパープルを使っています。


バイーア、表の顔はこんな感じです。


裏返すとこんな顔。
ちょっとした物が入る外ポケット付き。


サイズは、おおよそ以下の寸法。
横幅は口元で240ミリ・横幅最大幅300ミリ・高さ290ミリ・厚みはあるような無いような60ミリ
¥52,500_

2011年4月7日木曜日

NIPPON VISION 4 accessories 展示の感じ!

6日から始まっているNIPPON VISION 4 accessories

今日、大学時代からの友人のカメラマンのK氏が撮影をしてきてくれデータを送ってきてくれました。

47都道府県がこのようにテーブルごとに表現されています。
北海道のテーブルです。


当工房のミンティアケース。


北村の田舎の工房から札幌に移転した時、案内のDM用の写真撮影をしてくれたのもK氏。
今回はTwitterで繋がっていて撮って来ようかと申し出てくれました。
ありがとう。

今回はスケジュールの都合もあり、会場には行けなかった・・・・
けれどK氏が写真を撮って送ってくれたり、お客様からのTwitterなどでこちらにも雰囲気が伝わってきています。

どうにか都合付けて一日くらいは会場に行けたら良かったなぁと少し後悔しています。
セレクトされた様々な製品たちの魅力も直に感じたかった。
お運び頂ける方は楽しんで下さいね!

2011年4月4日月曜日

NIPPON VISION 4 accessories 4/6から開催

3/103/26のブログに書いたNIPPON VISION 4 accessories
いよいよ6日(水)から伊勢丹新宿店本館6階催物場にて始まります。

NIPPON VISION 4 accessories

アクセサリーと衣食住。
この4つの視点から47都道府県それぞれから地場の物作りを選んでいます。
キュレーターはナガオカケンメイ氏。

NIPPON VISION 4 accessories

北海道からは・・・・
accessory:White Magic-雪 ペンダント【幸愛硝子
衣:ミンティアケース【日下公司
食:塩バタープリン【スイーツきたがわ
住:Caraプレート【高橋工芸

当工房のミンティアケース
今回は五色で並びます。


お気に入りの色を見つけて頂ければと思います。

2011年4月3日日曜日

ブライドルレザーのブリーフケース・・・・

四月だと言うのに雪の一日でした。
ひっそりとした一日で仕事も進みました。

前胴が完成しました。


明日は背胴にベルト押さえの縫い留めからスタート。
持ち手の製作と、その根革も仕上げたいところです。

2011年4月2日土曜日

ブライドルレザーのブリーフケース

コンスタントに作っていきたいと思うけれどなかなか出来ないブライドルレザーのブリーフケース。
久々に作り出しています。
今は手縫いのブリーフケース。
この後には、合わせてポシェットを1〜2本の予定。




今回はバーガンディ。
モカっぽいチョコのステッチ。
出来上がりが楽しみです。

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