2006年12月30日土曜日

10年日記

昔から数々日記帳を買っては、三日ぐらいしか続かなかったワタクシ。
北海道で暮らすようになったと同時に始めたのがこの「石原10年日記」です。
¥4,800_と少し高めなので頑張ろうと思っていたら・・・はや11年目。
これは2冊目です。
来年からは12年目です。キセキです!



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もちろん自作のカバーをかけて使っています。
左のチョコレート色のカバー(SBチョコ)を付けているのが初代1冊目です。
右側の緑色のカバー(STH緑)の物が今書いている2冊目です。



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日下さんも5年前から書いています。
3冊の一番下の茶色のカバー(STH茶)がそれです。
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1日分はたった4行。
日々のたわいもない事、仕事の事や今日何を食べたとか、誰々が来てくれたとか、お腹が痛いなーとかをダラダラと・・・(たまには怒りを爆発させたりもしています)
この10年日記、すごくおもしろいんです。楽しいんです。
1年目・2年目を諦めずがんばると、3年目ぐらいからガゼン威力を発揮しだします。
忘れっぽいワタシはきれいさっぱり忘れても大丈夫、これがあれば安心です。
だって10年日記に書いてあるんですもの。
友人・家族の誕生日、祖父母の命日、そんなことも欄外に書いてあります。
おかげでうっかり忘れたりしないので、電話とかメールとかするととっても喜んでくれます。
大切な私の宝物です。
ひそかにオススメです。













 



2006年12月29日金曜日

休日出勤

昨日もですが今日も定休日ですが仕事です。
今月は休み無しで来てしまいました。それでも追いついていません・・・・・
まぁ、一応は定休日なのでお昼は外で頂きました。
今年最後の村上カレー店プルプルさんです。
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例によって、手前がキーマ、奥が納豆挽肉ベジタブル。どちらも10番の辛さ。ライスは小盛りです。
今日もおいしく頂きました。



さて、本年最後の製作品です。年内に出来上がるかどうかは微妙ですが、少しでも進めていきませんと、年明けも仕事は待っています。年内納期予定で来年にさせて頂いた方もいらっしゃいます。それ以前に一月の予定は普通に組んでいますから頑張らねばなりません。
お店用の在庫を作る予定も考えていましたが、それは後回しになりそうです。



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ベルギーのタンニン鞣しの革です。
今回は縫い返しの製品に使いますので、革を手揉で柔らかくしています。
揉む作業をするとき、作業台・裁ち板の僅かな傷や凹凸なんかが傷を付ける可能性があるので、革の下敷き(?)を作って敷いています。
ブタの床革を使って作っていますので多少は摩擦の抵抗もあるので革が滑る事を少しだけ防いでもくれます。



じっくりと時間を掛けて揉みほぐしていきます。
そうこうしていましたら、オーダー主の方からお電話が・・・・
納期はアバウトに決めていたのですが、可能であれば年内に出来上がればお知らせする段取りでいたのです。ゴメンなさい。



関東の方なのですが時折フラッと立ち寄られます。
年末にでも寄ろうと思ったのだけれど、キビシいようであれば一月末に寄る事にしますよとのこと。
有り難うございます。



2006年12月28日木曜日

巻きタイプのペンケース

定番品のペンケースの一種です。
やはり受注製作で作っています。
今回は、合わせて在庫も一つ作りました。



どちらかと言うと、万年筆好きの方が購入されていかれます。
そもそも製作したのも、大丸藤井セントラルのF氏からのご依頼が元でした。
それを長原幸夫さんにお見せしたらさらなる改良点をアドバイス頂き、今の型に至っています。



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6本差しでグルグルに巻き込みます。
上と横からフラップがあるので、ペン同士がぶつかる事はまずありません。
けっこうな太軸のものまで入りますが、巻くと意外とコンパクトです。



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普段は当工房の刻印は入れていないのですがお客様からのご希望で今回は入れてあります。



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中には、お客様のイニシャルも縫い入れてあります。



2006年12月26日火曜日

赤と黄色ととこどころに黒

時折関東からご注文にいらして下さる方からのご依頼のシリーズを製作中です。
どのように使われるのかナゾの物もあったりします・・・
このイタリアのタンニン鞣しの革がお好きな方で、何カ所かでこの革でオーダーをされた事が何度かあるようです。
コバの仕上げと作りの方向性を気に入って下さり、ここのところ当工房で色々とご注文下さっています。
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まだ幾つかの小物と、大きな製品の製作が残っています。
五月雨式にご注文を下さるので、今回はどのご依頼までを作り上げるか考えています。
出来るだけ仕上げたいと思っていますが、小物の一部は時間が許さないかも知れない気がしています。
大物(鞄)は仕上げたいと思っています。頑張らなきゃ・・・・



2006年12月25日月曜日

今日は残業無し・・・

年内発送予定の方々は全て本日発送出来ました。
ご来札での受け取リ予定含め年内納期の方が数名いらっしゃいますので、まだまだ気は抜けません。
けれど今日は残業せずに帰りました。
piroは夕方先に帰り、晩ご飯の用意。
一昨日からミカンを使ったソースで煮込んでいたお肉料理を仕上げて準備していてくれました。
ま、こんな時ぐらいはとスパークリングワインでは無くシャンパンを頂きました。
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おいしい食事でおいしくお酒を飲める日々をしあわせに思っています。
シャンパンのあと375mlの赤ワインを開けたのですが飲みきれませんでした・・・。



2006年12月24日日曜日

ブリーフケース

定番品の製作が続いています。
本当はこういった製品は、常時在庫があるべきなのでしょうけれど欠品続きで、結果受注生産になっています。
どうにか年内のお届けに間に合いそうです・・・・
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けれども、当初年内納品の予定でいたけれど無理でご容赦頂いた方もいらっしゃいます。
快くご了解いただけ感謝しています。
以前病気入院してしまって以降、スケジュールは余裕を十分にもってたてていくことにしていたのですが、気が付くとバタバタになっていました・・・
反省。



2006年12月23日土曜日

ジロサンタ

クリスマスが近いので数日前からジロにはサンタ帽を冠ってもらっています。
合わせて首回りも赤の入ったマフラーにしています。
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おっ、よく見るとさすがうちのジロちゃん。
セントジェームスのマフラーだったりします。一応ユニフォームですから(笑い)



今日は、道外からのお客様が続いた日でした。
ウエッブを通じてフルオーダーをご利用下さった方が、出張でご来札したということで使っている感じを見せて下さる為に寄って下さいました。
お会い出来て、使っている感じを拝見出来て勉強になりました。
有り難うございました。



2006年12月21日木曜日

休日出勤



定休日ですが仕事をしていましたら、セーラー万年筆の長原幸夫さんからみかんが届きました♪
ぎゅっと甘みが詰まっていてそして酸っぱみもあり、小玉なみかんは大好きです。
先日、長原宣義氏に渡して欲しいとちょっとした貢ぎ物(?)をしていたのですがそのお返しのようです。
ハードスケジュールの中、これでビタミン補給して風邪なんかひかずに乗り切りたいと思っています。
有り難うございます。
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万年筆つながりネタですが、今週末には関東で万年筆や鞄が大好きな方のもとで「頑固職人の会」という集まりがあるようです。
去年もお誘い頂いたのですがその時は、急な話しで予定が立たず参加出来ませんでした。
今年はわりと早くにお声を掛けて頂いていたのですが、このスケジュールの中やはり行けずじまいです・・・・
来年こそは・・・と思いつつ、12月はいつも一年で一番忙しいことを考えるとどうなることやら。う〜〜〜〜む。





2006年12月20日水曜日

ダレスバッグ・・・

ダレスバッグの製作が続いています。
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実はマチ(仕切り含め)を一旦製作したのですがどうしても気に入らず、微妙な調整をして一から作り直しました。
スケジュールが押しまくっていて時間が無いのですが、気になっている部分をそのままでは進められなかった・・・・
再制作して、背胴と組み上げるところまでで今日は終わりました。
もう少し続けたかったのですが、実はここのところ手指が荒れていてあかぎれ状態(?)になっています。特に親指がひどくなっていました。
マチの貼り込みでぎゅっと押さえ込み貼り込んでいく作業が今日は限界でした・・・
(これ以上状況を書くとリアルすぎるんで止めておきます・・・^^;

あまり荒れすぎない様に気をつけていたのですが・・・・



明日も明後日も仕事です。
お店には居りますが、急用以外の方は通常営業日にご来店頂けるようにして頂けますと助かります。



2006年12月18日月曜日

ダレスバッグ

オーダー品ですが定番のダレスバッグを製作中
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今日はこの胴板にコーナーパッチを縫い付け、錠前を取り付け、裏地を貼り込むところまで進めました。
あと、仕上げをもう少ししますが持ち手もほぼ出来上がりです。



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2006年12月16日土曜日

クリスマスの飾り付け



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小さなクリスマスツリーを飾りました。
電飾付きのものは今年は飾るスペースが無く断念です。





クリスマス気分は飾りに任せるとして、私たちはここのところ休み無しの日々残業の毎日です。
スケジュールが押している中、それに加え材料の入荷の遅れや飛び込みの依頼ごとが続いた事もあり、かなりタイトなスケジュールが続いています。



お待たせしています皆様、ご迷惑をお掛け致しますがどうぞ宜しくお願い致します。



2006年12月14日木曜日

とある匂い袋・・・

先日、昔やっていた教室の生徒さんが立ち寄って下さりしばらくぶりにお話しをしました。
生徒さんとは言え、私よりも古くから札幌で袋物の仕事と教室をされていらっしゃる方。
私たちのやっていた教室には、参加される必要は無いでしょうと当時お話しましたが、革のものでも硬い素材やかっちりとした鞄は専門では無いので勉強したいと参加して下さっていた方です。



近況をお伺いしていて出た話し。
普段は、織物の作家さんなどの作品を額縁状に配したバッグを作ったりする事が多いそうです。けれどこの夏に、急ぎの仕事で小さな布袋を数百個作って欲しいという依頼があったそう。わりとざっくりとした綿の布の小さな袋。口も始末もしないでいいから・・・との依頼で、そんな仕上げでいいのか躊躇したものの先方の依頼がそうなのだからということで、製作したそうです。何に使うものなのか聞いたところ、石狩の方であるイベントで使うと言う説明だったそうです・・・



そこまで聞いて、piroと二人顔を見合わせました。
この夏、私たちも行ったRSRという野外のロックフェスでのイベントの一つ。
トドマツの間伐材のチップに精油で香りづけしたものを小さな袋に詰めて紐で口を縛る匂い袋を作るイベントがあったのです。何種類かの精油があり、虫除けやリラックス効果があるものです。道産材の間伐材を使い、森林資源について考えてもらう機会を提供するイベントがあったのです。
その袋が、件のそれだったわけです。



こういう風につながりがあったとは思いませんでした。
その袋は今も部屋にぶら下がっています・・・
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2006年12月11日月曜日

秘密兵器

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引き続き、特殊な素材での頼まれごとの製作中です。
硬い素材の縫い返しで、シワの対処をどうするか思案中です。



運良くこの時期、ストーブに乗ってる薬缶からの蒸気が大いに役立っています。
素材によりけりですが、暖める・蒸気をあてる・濡らすなどが有効なことは多いのです。
温度や湿度量など、素材に合わせてテストしてみる繰り返しです・・・・



2006年12月9日土曜日

接着剤

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普段はあまり使わないタイプの接着剤です。



今、とある建築家からの依頼の少し変わった鞄?を作っています。
その方のデザインがコンペの一次審査を通過したので実際製品化して二次審査に提出する必要があるので協力して欲しいと言われお手伝いと言うかなんと言うか・・・をしています。



素材が革では無く、特殊な布の一種でウレタンが含浸してあります。普段多用しているゴム糊やボンドではうまく接着せず、色々と試してみています。東急ハンズの接着剤に詳しい方からのお話を参考にしてみました。
ウレタンが含有されている接着剤が効果的だろうと言う事で、試してみています。
同じような成分構成でも、ウレタンの含有率が10%ほど異なります。試した結果、片一方ではうまく接着しなかったのですがもう片方では望む接着力が得られました。



そういったテストや試作を含め、予想した以上に時間が掛かりそうです・・・・・
また、スケジュールが押してしまう・・・・
今月は休み無しのフル残業の日々です・・・・



2006年12月8日金曜日

スイート・スイート・ビレッジ

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1985年のチェコの映画です。
イジー・メンツェル監督の作品です。
公開当時、日比谷のシネシャンテかどっかで観たのだと記憶しています。
好きな映画は?と聞かれると私はこの映画の名前を挙げます。



お店ではわりと多くの時間、地元のFM局のノースウエーブをかけています。
先日、番組のテーマで好きな映画の話しが出ました。
piroに一番好きな映画はと聞くと、「ピエロ・ル・フー」と答えました。
私もとても好きな映画の一つです。piroが北海道に来た時の荷物の中にはこの映画のビデオもありました。私の本棚にはこの映画のパンフがあり、それを見つけたpiroはとても喜んでいたのを覚えています。



さてさて「スイート・スイート・ビレッジ」
チェコの小さな村での心温まるコメディーです。
お人好しで少し頭の弱いのオチクの回りを巡って起きるドタバタを描いたお話しです。
ラジオの話しでこの映画を久々に思いだし、piroは観ていなかったということもあり、どうしてもまた観たくなりました。
残念なことにDVD化はされていません。けれど今は便利な時代で、ネットビデオを探して入手しました。



早く観たくてしょうがないのですが、今は忙しさもありじっと我慢。
お正月にゆっくりと観ようと思っています。



パッケージを見ていて、オチクの持っている鞄も少し気になります・・・・



2006年12月5日火曜日

スウェイン・アンド・エドニー

この二年ほど年に数回、殆ど当工房へのご注文の為のみに関東から来札されるお客様がいらっしゃいます。
ちょっと前にその方から、革のタグの形を少し変えて欲しいと頼まれました。
出来合いの物に手を加えたりは基本的にはしていないのですが、それほど時間の掛かる事でもないことですし、わざわざ飛行機に乗っていらして下さっての頼み事、無下にも出来ずお受け致しました。よく見るとスウェイン・アンド・エドニーのブライドルレザーのタグなのです。
それなりに以前の物のようです。タグをお持ちと言う事は鞄も当然お持ちと思いお話を伺いましたら、今はもう使っていないけれど幾つかお持ちとの事。入手したのは十数年か二十年近く前だったような記憶との事。
機会があれば是非鞄を見せて下さいとお話ししていましたら、別件の荷物とともに送って下さいました。
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スウェイン・アンド・エドニーの昔のDMを持っているのを思いだし、集めてきた資料を引っ張り出して見てみました。たしか私が二十代の前半の頃だったと思います。ほぼ毎日銀座に足を伸ばしていた頃です。ふと立ち寄った松坂屋で取り扱いを始めたスウェイン・アンド・エドニーのDMを頂戴してあったのですがその案内に載っているまさしくその鞄です。



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時が過ぎ、またこういった形で実物を間近でまざまざと見る事が出来るとは思いませんでした。
さすがに良い革です。ただ、革のパーツの取り方が一部いただけない。持ち手やショルダーストラップの根革部分の負荷の掛かる部分に補強無しのこの使い方は残念です。一枚革の魅力を引き出す事は大切なのでしょうけれど、長い使用に耐えることも当然ながら大切ですし、そういった魅力が兼ね備えられた品であって欲しかったです。
けれども、まだまだ現役で使える状態ではありますから私の思い入れからの高望みの偏った見方なのかも知れませんね・・・



いずれにしても良いものを間近でじっくりと拝見出来る機会を得られました。
ありがとうございます。



2006年12月4日月曜日

17年もののボストンバッグ

ひょっとしたら私の鞄の一番のヘビーユーザーである兄が立ち寄っていきました。
ブリーフケース以外に、今日はボストンバッグも手にしていました。
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17年前に作ったボストンバッグです。
今のように輸入革中心で仕事をしていない頃で、国産のコンビ鞣しの革を使っています。
それでもけっこう吟味した革でしたのでなかなか良い感じで使い込まれている様子です。



大きい方(左側)は約60センチ、小さい方でも47センチほどの横幅の旅行鞄です。
出張だ旅行だとけっこう行動のお供をしてきたようです。



ざっと検品しましたが、修理の必要箇所も無くまだまだ大丈夫なようです。





2006年12月3日日曜日

今日のお店の様子

お店のメインの棚の様子です。
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う〜〜〜む、やはりミュージックケースが無いと締まらないなぁと思う。
私たちらしいお店・品揃え、なかなか思うようには準備出来ませんが少しずつ・・・



それでもスターとマロンが有るのは安心出来ます。



2006年12月2日土曜日

新型製作中・・・

以前定番で展開していたトレインという名のボストンバッグです。
随分以前の画像なので、解像度が低く申し訳ないです。



向く革のことや、細かな仕様の変更をしたくしばらくお蔵入りとしていました。
お客様からのご希望もあり、リニューアルしての製作中です。
サイズも一回り大きくして、根革の付け方を変えて製作中です。
型紙の修正をし、床革で試作を作っている段階です。





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偶然とは面白いものです。
今日、関西からいらして下さったお客様。
床革での試作品がお探しの感じとかなりイメージが近かったご様子。
ご注文を頂きました。有り難うございます。



2006年11月30日木曜日

浅漬け小鉢

友人のガラスの作家の金野さんに作ってもらったガラスの器です。
ミルトガラス工房という工房です。
田舎の工房暮らしの頃に作って頂いたものですから7〜8年使っています。
色は入れずに気泡のみで作って下さいとお願いして作ってもらいました。
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そのまま食卓に出してもきれいなように考えて作っていらっしゃいます。



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白菜の柔らかい部分を漬けた浅漬けを、やげん堀の七味をはらっとかけた醤油にちょちょいとつけてご飯を頂くのが大好きです。



2006年11月28日火曜日

ダレス、出来上がり

結局今日一日掛けて手を作っていました・・・・
芯を納得するまで削り、そして革を巻き手縫いしていました。
で、手カンのピンの部分に最後の仕込みをして仕上げました。
これで、何年か先にそこが摩耗しても、ちょっとした仕込み直しでまた問題無く使い続けてもらえる筈です。
どうしても、摩耗する箇所というのはあるものです。
そこをどう考えて手を掛けておくかで、持ちは大きく変わるのだろうなぁと思って目に見えないところにちょっとした事を仕込んでいます。
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2006年11月27日月曜日

あとは持ち手・・・

昨日の続きです。
あとは、持ち手を作り取り付けて出来上がりです。
普段は持ち手から作り出す事が殆どなのですが、今回はなぜだか一番最後になりました。別段理由は無いのですがなぜだかそうなりました。
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明日には完成するでしょう。



今日はお昼少し前頃、東京のとある材料店で手縫鞄教室をされていらっしゃるFさんが立ち寄って下さいました。面識は無かったのですが、材料店の店主のS氏からもお話は伺ったことがありましたので、お会い出来て嬉しかったです。飛行機の時間のこともあり、あまりゆっくりとお話する時間が無かったのが残念ですが、またいつかゆっくりとお会い出来る時があればと思います。



夜は残業をせず定時にお店を出ました。
帰り道、大通り公園で行われているミュンヘンクリスマス市に立ち寄りグリューワインを飲んで帰りました。去年から、使い捨てのカップでは無くリターナブルカップが採用されています。こういったイベントでも使い捨てでは無くこういった取り組みが行われ定着していくのは素敵な事だと思います。
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2006年11月26日日曜日

ダレスバッグ

受注品ですが定番品の一室のダレスバッグを作っています。
本当は、お店用の在庫も合わせて2〜3本作りたかったのですが、バタバタのスケジュールになっているのでご注文分のみの一本作りです。
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イタリアのバケッタ製法の革です。
使い込むととても良く馴染んでくる革です。





どうやら年末まで、在庫品を作る時間は取れそうも無い気がしています。
定番品で当工房の顔の一つのミュージックケースも在庫後切れのままですが、2月くらいまでは無理かもしれません・・・・



店頭の現品・在庫も製作する時間が取れるようにスケジュールを組んではいるのですが、気が付くとなぜかスケジュールがいっぱいいっぱいになっています・・・
どうしてもと頼み込まれると断れなかったり、納得がいかずに作り直すことがあったり、細かな修正を加えたりと、なかなか読み切れない時間が必要な事が多いものです。



言い訳でしかないのですが、お問い合わせ・打ち合わせのお返事に間があいてしまったりもしています。
お待ち下さい。気には掛けていますし、頭の中ではプランをグルグルと練り回してはいるのですが時間がなかなか取れないのです・・・・
宜しくお願い致します。



2006年11月24日金曜日

冬支度

昨日は定休日でしたがお店で仕事をしていました。
そろそろと思い気になっていたので午前中に時間をみてタイヤをスタッドレスに交換しておきました。
予感と天気予報は的中し、午後から少しずつ天候が崩れだし夕方には雪の札幌でしたので、ギリギリのタイミングでのタイヤ交換でした。



今日は、世間のお休みと合わせ私たちも休日らしく過ごそうと思いましたが、結局は様々な用足しやらなんやらで過ぎたような・・・・
ま、休日は結局そう言うものかもしれません。
昨日に引き続き、車を冬仕様にしておくためワイパーをスノーブレードに交換。



それからBarbourのジャケットのオイル塗りをしました。



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黒のBEDALEです。
2シーズン着込んでいい具合に馴染んできました。けれどさすがに雪にまみれ酷使していますからオイルも抜けてきています。
最初の頃は雪は払うと取れましたが、3シーズン目の最近は雨もあまり弾かなくなってきていますし雪を払っても目に詰まる感じで残りがちになってきています。
以前からオイルを足さなきゃと思っていたので実行しました。



缶に入った専用オイルを湯煎にかけ溶かします。それを刷毛でなるべくむらなく全体に塗っていきます。けれど、これがなかなかきれいに薄く塗るのが難しい。すぐに固まり縫い目なんかにたごまってしまったりします。ま、けれどもあまり細かい事は気にせずに全体に塗り込みました。それからドライヤーで熱風をあて、なるべくムラの無いようにし、ウエスでさらに全体に伸ばしながら塗り込んでみました。
最初はハンガーに掛けて行っていたのですが、途中から新聞紙を敷いた床に広げての作業にしました。その方が効率が良いようです。200ml入の缶の約1/3を使いました。
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オイルでヌメ〜〜〜っとした感じになったのが分かるでしょうか。ヒーターの近くに一晩ぶら下げて馴染ませておこうかと思っています。ま、初めてやったわりにはそれなりに塗れたような気がします。



2006年11月22日水曜日

ライアートート

友人の花房葉子さんが、ライアーのコンサートとワークショップのため札幌に来たので立ち寄ってくれました。
ついでに先日納品したライアートートの微調整をしました。
外に譜面台用のホルダーを付けているのですが、譜面台をホールドさせると重さで口が開き少し傾いでしまいます。
マチを閉じるドットボタンを付け、持ち手を束ねるベルトを付属させました。
場合によっては、口をヒモで閉じられるように口元にハトメを追加しました。



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ついでに、その時持っていた双眼鏡ケース(とは言え本物では無く、双眼鏡ケースをベースにしたポシェットです)のメンテナンスを軽くさせてもらいました。
お店を出す前の個展の時に頼まれて作った物ですから、かれこれ7・8年経つものです。
革はSBの黒。ご愛用頂いているのが伝わります。
コバを軽く磨き直させてもらい、ショルダーを縫い留めてある縫い目が一カ所ほつれが出ていたので縫い直しておきました。
何日か預かれる時間があれば、ショルダーストラップも全て磨き直すのですが今日はごくごく簡単に出来るメンテナンスにとどめておきました。
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2006年11月21日火曜日

第26回さっぽろホワイトイルミネーション

ここのところ(二週間弱・・・)、オーダー品の手縫いのブリーフケースを作っています。
オーダー品を作っている時は、ご了解を頂いてからウエッブに掲載していることもあり、作業風景なんかの画像を載せるのを控えさせて頂いています。



なので、ここのところ、鞄や製作風景以外の画像が続いています。



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大通り公園では第26回さっぽろホワイトイルミネーションが開かれています。
仕事帰り、身体は冷えますけれどイルミネーションを見ながら歩いて帰るのは幸せな気持ちになります。



2006年11月19日日曜日

北海道日本ハムファイターズ優勝パレード

今日、JR札幌駅南口からすすきの交差点のあいだで日ハムの優勝パレードが開催されました。
11:30前後、ちょっとお店を抜け出してパレードの様子を見てきました。
スゴい人出でした。



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紙吹雪が舞っているところです。一番舞っていた時はこんなもんぢゃ無かったのですが、撮れたタイミングではこれがいっぱいいっぱいでした。



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かろうじてどうにか新庄選手が写っているショットです。
バスの最後尾で一人ユニフォームでは無くムートン(?)のコートで居るのが彼です。
少しおどけたポーズをとっています。



2006年11月17日金曜日

定休日なれど・・・

仕事も押していますし、昨日も今日も仕事をしていました。
夕方まででどうにかライアーケース用のトートバッグを完成させて発送しておきました。



帰り道、家の近所のサッポロファクトリーに立ち寄ってきました。



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夕方降ったみぞれで濡れそぼったレンガの建物がライトアップされていてとてもきれいでした。
施設の中のホールには、恒例の巨大クリスマスツリーが飾られています。







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2006年11月16日木曜日

見えるかなぁ・・・・

普段はあまりやらない事なのですが、ステッチで刺繍(?)をしました。
友人からの依頼のライアーのケースを入れるトートバッグのポケットです。
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ライアーを模した形のポケットで、さらにステッチでライアーっぽく描いています。
ライアーに見えるかなぁ。




そう言えば以前、アタッシェをオーダーで作った際にこんなことをした事がありました・・・



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自転車好きなオーナーの方からのご依頼で、内部のクッションを縫い留めたキルティングのステッチで自転車を縫いました。
何度か下絵を書き直し、スポークの角度を変えて躍動感(が出たかどうかは不明ですが)を出してみた物です。



2006年11月14日火曜日

ロケハン中

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ここ数年、毎年鞄を写したポストカードを作っています。
まぁ、年賀状にも流用しつつ、徐々に種類を増やしているわけです。
今年もそろそろ作らねばと思い、通勤途中にロケハンのようなことをしたりしています。
初雪が降った札幌ですが、積もる前にどうにかしないといけなくなっています。
今年は、何を写すかもまだ決まっていないのでちょっと焦っています・・・



2006年11月13日月曜日

パン!

友人の麦々堂からパンが届きました。
頑張れパンです。
実は以前も書きましたが麦々堂の花房葉子さんから、ライアーケースを入れるバッグの依頼を受けています。一旦納品したのですが、実際にケースを納めたりしてみてサイズや仕様の修正と新たな要望が加わり、修正と言うかなんと言うか現在里帰り中なのです。
本来、友人知人からの仕事は納期は有って無いような数年待たせるのが当たり前(?)なのですが、今回は使う予定が決まっているのでけっこう頑張って納める予定でいます。
パンももらっちゃったし(今夜食べちゃったし ^^;
)、頑張らなきゃぁですね。



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2006年11月11日土曜日

2006エゾシカフォーラム

今日は午後から2006エゾシカフォーラムに参加してきました。
フォーラム会場手前のパネル展に、先日お仕立てしまたものも並んでいました・・・
右隣の革を使って作った物です。
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フォーラムは、資源の活用としてのメインの切り口は食材からでしたので、今回は革自体のお話は少なかったと思います。
やはり革は、食肉の副産物なのです。
そうは言え、革や角・骨からの切り口・活用方法でパネル展に参加されている方もいらっしゃいましたし、なかなか面白かったです。
偶然、当工房のかなり昔からのお客様もフォーラムを聞きにいらっしゃっており、休憩時間に立ち話をしました。ナゾのお方です・・^^;



2006年11月10日金曜日

紅茶

私はお茶もコーヒーも大好きです。
一番好きなのはコーヒーです。東京で最後に暮らした(南千住)家の近所のバッハコーヒーのエチオピアが一番好きな豆でした。北海道に越してきてからも、取り寄せて冷凍保存して飲む分だけ解凍して使ったりしていました。こちらの焙煎屋さんでなかなか好みにあった豆に出会えなかったためでもあります。けれどここ数ヶ月ちょいと理由有ってコーヒは普段は飲まなくなりました。
コンスタントに飲まなくなると、鮮度の良い状態の豆で煎れられなくなりますからますます飲まなくなり、外で飲む時だけにしかコーヒーは飲まなくなっています。



そのかわり日中よく飲むのがお茶です。日本茶・紅茶・中国茶・ハーブティーなどなど。中でもここのところ一番のお気に入りがトワイニングの「LADY GREY」です。アールグレイにオレンジピール・レモンピールなどを加えた紅茶です。最初お土産に頂いたのですが、飲んでみてビックリ。とても気に入っています。最近はお徳用のパック入を見つけて使っていますが、缶はお土産で頂いた物を保管用にしています。
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奥に写っているのは、床革で作ったブリーフケースの試作品。
今、手縫いで作っている物です。わりとベーシックな物なのですが、ちょっとバランスを見てみたく試作してからの本番としてみました・・・・
結果、型紙の修正をしましたので試作して正解でした。



2006年11月8日水曜日

大振りなトートバッグ

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先日、作りかけの底を載せたトートバッグです。
左が今の仕様。右は5年ほど前にリリースした物で、1本自家用にして丸二年ほど使いこんだものです。
細部のバランスやまとめ方と底の構造を変えています。



定番のような定番で無いような・・・・



デザインや仕様は定番ですが、付属部分の革が定番では無いのです。
なので、この仕様では革の在庫分、あと1本だけ製作する予定です。



以降、付属の革を変えたこの感じと、サイズや基本仕様は同じだけれど外ポケットにカブセを付け、メイン室をファスナーで閉じられるようにし、持ち手を平たいベルトタイプから少し芯の入った丸いタイプに変えた物を定番としてリリースする方向で検討中です。



男女兼用だけれどどちらかと言えばメンズっぽいトートバッグを、他に2型試作中です。出揃うのはまだまだ数ヶ月掛かるかと思いますが・・・



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