2009年6月15日月曜日

余市 マイウイスキーづくり 2

二日目の朝も講義から始まりました。
樽作りの話しを聞き、それから樽作りの実地です。
この工程を一番楽しみにしていました。
十年ほど前に手縫い用のウマの自作を色々と試みていた時も、ここに見学に来た事が有りましたっけ。



一度使った樽のタガを外し再び組み直す工程で、蒲の葉をパッキングしていく工程を経験しました。


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こうして出来上がった樽には、水を入れ一日ほど置き水漏れが起きないか試して必要に応じて調整して使用するそうです。



その後、いよいよ原酒の樽詰めです。



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樽詰めし栓をして、皆で樽に記念のサインを入れました。



樽を転がして、寝かせて保管する倉庫まで(200メートルほど離れていました)運び安置して完了。
皆で記念写真を撮りその後修了式と昼食会・・・・



実際に自分たちが行った作業は微々たるものですが、なんだかとても大切なことに携われた感じがします。
十年後の熟成したウイスキーが楽しみです。



こういった体験作業ってとても好きですし、工場見学なんかも大好きです。
ですので今回、参加出来とても楽しかったのです。
ある意味おまけ的なことなのですが、私たちにはとても嬉しい経験も有りました。



余市のニッカ蒸留所には実は何度も来ています。
けれど普段は立ち入れない(あたりまえです)ところが沢山あります。
生産工程的にもそうですし、古い建物でなかなか一般公開しない箇所もたくさんあります。
この蒸留所の敷地内には竹鶴政孝氏がリタ夫人と過ごした家が移築されているのです。
公開されているのですが、通常は入ってすぐの玄関ホールまでの公開です。
夕食後にここを案内されたのですが、なんとホールから先の居間や台所などかなりの部分を見せて頂きました。



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沢山撮ったなかから出し惜しみしながら一枚載せます。
古い建物好きとしては滅多にない機会にとても嬉しく思いました。
また違うタイミングでですが、蒸留所正面入り口近くにある、会社の昔の応接ホール(?)なんかも拝見出来ました。
そこに行く途中の階段にあったステンドグラスです。



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これも見る事が出来てよかったなぁ・・・



駆け足の体験でしたがとても楽しかったです。
十年後のウイスキーも楽しみです。
お金の計算するのもいやらしい気もしますが、これってかなりお得な内容だと思います。
ウイスキーの事を知ってもらいもっと身近に感じて欲しいための企画とも仰っていました。
バーで呑んだらいっぱい幾らかな・・・と思う貴重なシングルカスクをある意味呑みたいだけ呑めます。(大人ですから節度を持っていただきますが・・・)
夕食も昼食もかなり豪華です。
今の時価でだいたい8,000円ほどのウイスキーを十年後いただけます。
他にも色々とお土産的なものがあったりします。
なにより、貴重な経験。そして時間というものをあらためて考えさえてもらう経験・・・・。
価値ある二日間で堪能しました。



おすすめです。





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