2006年11月6日月曜日

エゾシカ

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エゾシカの鹿革を使った小物を作りました。
森とエゾシカと人の共生を考え活動されてらっしゃる方からのご依頼です。
野生の鹿の皮を奈良のタンナーに鞣して頂いたものだそうです。



当工房では通常は、素材の持ち込みはお断りさせて頂いていますが、こういったケースの場合など協力させて頂く事があります。以前もエミュー牧場をされていらっしゃる方から、エミュー革を使った製品の開発協力を依頼されたことがあります。



今回は、名刺入れを作製致しました。
R0011876







クロム鞣の柔らかい革ですので、切り目のミガキの仕立てではキビシいかなとも思いましたが、思った以上にコバは良く締まってくれています。
コバは顔料は使わず、染料とフノリと蜜蝋でまとめました。



質がもっと良くなり安定した供給が可能になったら、是非とも当工房でも使用していきたいと思っています。



4 件のコメント:

  1. えぞしか>肉>美味しい
    と、勝手に想像してしまいました。
    お恥ずかしい。
    味覚の秋のkentでした>爆

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  2. エゾシカの有効利用には、もちろん鹿肉の利用が一番にあげられますよー。
    ちゃんと血抜きしたエゾシカ肉は絶品です。
    11/10にはエゾシカフォーラムも開催されます。
    http://www.yezodeer.com/

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  3. きれいです。
    画像を見ているだけでも、手のひらに柔らかな感触、温かみが伝わってきます。
    主人は数年前より柔らかな小物を、と言いつつ手を伸ばすことが出来なくています。
    希望される方はかなりおられると思いますので、是非定番化してほしいなー。
    コバ、締まってくれるんだー、すごいね。

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  4. ハミ様>
    見た感じ以上にコバミガキがきれいに入ってくれました。
    それと、革の質感にしても、仕立ててみてこれもまた予想以上に化けてくれたと言いますか、しっとりとしてフワっとして高級感の感じられる質感が産まれました。
    丸革の状態で見るのと、切り出して仕立ててみるのとでは、雰囲気の変わる革って時々ありますよね。
    どう化けてくれるか・・・それとともに、革の持つ質感を生かしていく事、いつも考えさせられます。
    明日は、昼から私はお店を抜け出して、このフォーラムに参加して来る予定でいます。
    http://www.yezodeer.com/2006forum/2006forum.html

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