当工房は基本的には、他社製の製品の修理はお受けしておりません。
その理由は多岐に渡りますので今回は述べませんが、ごく稀にですが修理はお受けする事がございます。
ただ、それは非常にまれな例外と言えます・・・・
さて今日、その例外と言える、とある修理品が持ち込まれました。
これが持ち込まれた鰐革の棒屋根の鞄です。
私たちが集めてきた資料と照らし合わせて推測しまして、おそらくは明治末から大正初期の頃に作られたもののようです。
最初話しが来たときは、持ち主の方から直接では無く、とある爬虫類専門のところからでした。
そちらでも製作や修理はされていらっしゃるようですが、これはそこでは修理出来ない内容と言う事で当方に話しが回ってきました。そのお店とは私どもはお付き合いは無い所だったこともあり、当初どうしたものか悩みました。
広義には同業ですし頼られて無下に断るのも悩み、まずは写真で内容を判断させて頂き大ざっぱな見積もりを出させて頂きご検討頂きました。
途中紆余曲折はあったのですが、最終的に修理をお受けすることになりました。
そうして、今日届けられました。実際の修理は何ヶ月か先になるのですが、段取りやらなんやかんやとありますのでお預かりしています。
修理用の革は、話しを持ってきたところに段取って頂きました。
うわぁ〜〜〜ド迫力〜〜〜!!!ですね.
返信削除修理どのように進めるのだろう?
ひとごとながら(だから?)ワクワク,ドキドキ.
修理にかかるのは年明けからですが、経過は載せる予定でいます。
返信削除お楽しみ(?)に・・・・
(私は、泣くはめになるのかなぁ ^^; )
ド迫力!
返信削除みごとな背ワニですね。昔の鞄は背ワニを使うことが多かったのですが、手配された革の大きさにも驚きです。私はまだお目にかかったことのない大きさで羨ましいなー。
修理中、新しい発見があるかもしれませんね。楽しみですね、頑張って!
ハミ様>
返信削除ホント見事です。
じっくりと時間を掛けて向き合わさせて頂く予定でいます。
枠の巻き直しに裏地交換、縫い目のホツレとかなりの難題です・・・・
頑張ります〜〜〜